バスケットゴール、だれが使う?
佐々小学校の子どもは、外でよく遊びます。よく遊ぶからこそ、当然問題も起きてきます。6年生が卒業した後、意外な問題が発生しました。それは、「運動場バスケットゴール問題」です。というのも、佐々小学校では、運動場に一つしかないバスケットゴールについて、曜日によって使用する学年が決まっているのです。
先週金曜日は、6年生の使用できる日。しかし、6年生は卒業してしまっています。そこで、バスケットゴールを使おうと、3年生、4年生、5年生の3学年が集まっていました。
「木曜日の使用は5年生だけど、卒業式で使用できなかったから・・・。」
「6年生がいないので、自由に使いたい人で使えばいいと思って・・・。」
「金曜日使っていいよと6年生と約束したから・・・。」
それぞれにそれぞれの理由がありました。さて、子どもたちはどうしたでしょう。
最終的には、「下級生に優しくしよう」と5年生の一声で、3年生が使用することになりました。下級生に譲ってくれた5年生、4年生は、さすがだなあと思いました。このように、遊びの中で、子どもたちは思いやりや社会性を身に付けていくのだと思います。6年生が卒業した後も、佐々小学校は、上級生が素敵な校風を守り続けています。
*写真は、今朝の遊びの様子です。記事とは関係ありません。