言葉を根拠に
5年生で、国語科の研究授業が行われました。宿泊学習を通して身に付けた「聞く力」で、子どもたちは真剣に話を聞き、じっくりと考えることができていました。自分の考えをもった後には、いつものように赤白帽子を使って「伝え合い」。今日は、赤の割合が多かったので、赤と白で伝え合いを行うと、写真のように、「1対多」という構図になりました。でも、ここからがとても面白かったです。
赤「銃をおろしたところで、大造じいさんの気持ちが変わっていると思います。」
白「最初は、がんのことをいまいましいと思っていたけど、最後には、ただの鳥に対しているような気がしなかったと書いてあるので、銃をおろしたところよりも気持ちが変わっていると思います。」
赤「なるほど。やばい、やばい。考えが変わりそう、、、、」
赤「白の他の人の意見を聞いてから、決めよう。」
赤「〇〇くん、もう一回、そう考えた理由を教えて!」
白の一人の意見で、大きく心が揺らいだのです。それは、「いまいましい」や「ただの鳥」という教材文の言葉を根拠にした発言で、説得力があったからだと思います。国語の授業では、これからも、言葉を根拠にして語り合う授業を目指していきたいと思います。