2022年9月の記事一覧
4年「一つの花」の授業
佐々小学校では、全学級で授業を公開し、教員同士で語り合いながら、日々授業力向上を図っております。今日は、4年1組での国語科「一つの花」の校内研究授業。「一つの花」は、以前から教科書に掲載されているお話なので、小学生の頃に学習した記憶のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本日の授業は、「一つの花にこめられた作者の思いを考える」時間でした。子どもたちは、これまでの学習を振り返ったり、友達との伝え合いで自分の考えを深めたりして、次のような考えを発表していました。
・戦争中のゆみ子は、「一つだけちょうだい」と何度も言っていたけど、10年後は言わなくなっているので、作者は、「成長」ということを一つの花にこめたのだと思います。
・戦争中、お母さんはゆみ子に食べ物をあげていたり、お父さんは、目に見えない愛情をゆみ子にわたしていたりしているので、私は、「幸せ」という思いがこめられていたと思います。
・戦争中は、一つしか食べられないぐらい貧しかったのに、10年後はお話の中で物を選べるようになっているので、作者は「希望」ということを伝えたかったのだと思います。
どの子も、今回の読みのポイントである「比べて読む」ということを自然に意識しており、物語の主題について一人一人がじっくりと考えることができていました。参観した先生方にとっても、大変参考になる授業でした。今後も、子どもたちと一緒に授業を創りながら、深い学びを目指していきたいと思います。