2022年9月の記事一覧
「鮮鼓堂」さんへ社会科見学(3年生)
今日は、3年生の「鮮鼓堂 佐世保支店」さんへの社会科見学。3名の代表児童の立派な挨拶のあと、工場見学とDVD視聴を行いました。「明太子の重さを図ってトレイにのせる→ラップをかける→シールを貼る→異物が入っていないか目で確認する」などの生産工程はもちろん、温度管理や衛生管理などについて、実際に作業しているところを見学しながら多くのことを学ぶことができました。また、機械の総額が2億円かかることや毎日1万2千~3千パックを製造していることなども知りました。
3年生のすごいところは、ここからの学びの深まりです。
・生産された明太子は、どこに運ばれるのですか?
・働いている人が工夫していることは、どんなことですか?
通常、3年生の発達段階では、数字や細部のことにこだわって質問しがちなのですが、販売や流通、働く人の工夫にまで、考える視点をもっていました。これまでの学習の成果であり、社会科の学習では、このような視点で物事を見ていくことが求められます。
鮮鼓堂さんの丁寧な説明と温かい対応のおかげで、とてもいい社会科見学となりました。また、お土産までいただき、本当にありがとうございました。3年生の家庭では、今晩、いただいた明太子を食しながらきっと会話が弾むことと思います。鮮鼓堂佐世保支店の皆さん、お忙しい中に見学を受け入れていただきありがとうございました。
7校時の代表委員会
7校時は、「代表委員会」でした。通常、最高学年の6年生でも6時間授業ですが、数か月に1回7校時の時間帯に、代表委員会を行っております。代表委員会は、学校をよりよいものにするために、計画委員会の司会のもと、4年生以上の各クラス代表や各委員会の代表が集まり、話合いを行うものです。
今回の議題は、「わくわくのびのび佐々っ子集会を成功させよう」でした。11月12日の佐々っ子集会に講師として参加してくださる地域の方に、歓迎の気持ちや感謝の気持ちをどのようにして伝えるか、ということを話し合いました。各クラス、時間をかけて話し合い、それぞれの熱い思いがありますので、なかなか一つには決まりません。また、これまでの話合いの経験の差もあります。議長や副議長の子どもたちは、話合いを進めるのがとても難しかったと思いますが、みんなの意見を尊重しながら、見事時間内に話し合いをまとめることができました。
他のみんなが下校した後、遅くまで残って代表委員会に参加した皆さん、お疲れ様でした。皆さんのおかげで、とてもいいアイディアが出て、地域の方を温かい気持ちで迎えることができます。本当にありがとう!
GGタイム
今日の朝の活動は、GGタイムでした。GGタイムとは、時事問題や身の回りの出来事など、答えが一つではない、「なぜ?」「どうして?」という疑問に思う問題について、子どもたちが自分の考えを話したり友達の考えを聞いたりする時間です。例えば、「大人と子供は、どっちが自由?」「ついていい嘘とついてはいけない嘘の違いは?」など、各学年でテーマを決め、みんなで考えていきます。正解は一つではなく様々な考えがあり、間違う心配がないので、子どもたちは、堂々と自信をもって発表していました。また、友達の考えを理解し、認め、共感する姿もありました。
私たちは、今後ますます、変化の激しい予測困難な社会を生き抜いていかなければなりません。佐々小では、これからもGGタイムや授業を通して、他の考えを取り入れ協働しながら、正解のない問題を解決していく能力を育んでいきます。
ちなみに、なぜ、「GG」かと言いますと、一説には「時事」問題から「GG」となったという話ですが、実際ははっきりせず、ずっと「GGタイム」という名称が受け継がれているそうです。これこそ答えのない問題なのかもしれません、、、、。
色鮮やかな彼岸花
写真は、佐々小学校の周りに咲いている彼岸花です。鮮やかな紅色の花が秋の訪れを感じます。
と言いつつ、今週はとても蒸し暑い日が続きました。「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざもありますので、この暑さも来週ぐらいまででしょうか。またまた台風が接近してくるようですが、台風一過で秋らしい気候になることを願っています。
4年「一つの花」の授業
佐々小学校では、全学級で授業を公開し、教員同士で語り合いながら、日々授業力向上を図っております。今日は、4年1組での国語科「一つの花」の校内研究授業。「一つの花」は、以前から教科書に掲載されているお話なので、小学生の頃に学習した記憶のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本日の授業は、「一つの花にこめられた作者の思いを考える」時間でした。子どもたちは、これまでの学習を振り返ったり、友達との伝え合いで自分の考えを深めたりして、次のような考えを発表していました。
・戦争中のゆみ子は、「一つだけちょうだい」と何度も言っていたけど、10年後は言わなくなっているので、作者は、「成長」ということを一つの花にこめたのだと思います。
・戦争中、お母さんはゆみ子に食べ物をあげていたり、お父さんは、目に見えない愛情をゆみ子にわたしていたりしているので、私は、「幸せ」という思いがこめられていたと思います。
・戦争中は、一つしか食べられないぐらい貧しかったのに、10年後はお話の中で物を選べるようになっているので、作者は「希望」ということを伝えたかったのだと思います。
どの子も、今回の読みのポイントである「比べて読む」ということを自然に意識しており、物語の主題について一人一人がじっくりと考えることができていました。参観した先生方にとっても、大変参考になる授業でした。今後も、子どもたちと一緒に授業を創りながら、深い学びを目指していきたいと思います。