学校からのお知らせ
三校研 1年生研究授業
今日は、三校共同研究会(三校研)の研究授業。三校研とは、佐々小、口石小、佐々中の三校の教員が集まって、よりよい授業について研究を深めるもので、今回は佐々小も含め約35名の教員が集まりました。
佐々小の代表として、1年1組で国語科「スイミー」の授業が行われました。スイミーのセリフを考える授業でしたが、これが本当に一年生なのだろうか、と思うぐらい子どもたちのすばらしい姿がありました。
・自分が考えたセリフの根拠を、文章中の言葉から見つけ、友達に説明する姿。
・友達の説明に対して、「どうして、そう思ったの?」と根拠をたずねる姿。
・発表した友達に対して、「それは、どの場面からわかるの?」と場面の様子に目が向いている姿。
いずれも、文章や言葉を子どもたち自身が意識している姿で、国語科が目指す姿そのものです。これまでの学習の成果が出た、衝撃を覚えるほどの素晴らしい授業でした。
何より、子どもたちは、国語の授業を楽しんでいました。授業後は、やり切った表情で、最高の笑顔を見せた子どもたち。「明日も、スイミーしたい!!!」とやる気満々です。「国語の授業が楽しい!」と思える授業を、これからも子どもたちと共に創っていきたいと思います。
3年生 研究授業
今日の研究授業は、3年生。おとといのホームページで紹介した3年生の研究授業と、同じ場面の授業を隣のクラスで実施しました。前回の授業をふまえ、「もっと~した方がいいのでは?」「3年生の子どもには、この手立てが有効では?」などと複数の教員で協議したうえで、今回の授業に臨み、様々な改良点がありました。
1 学習のめあての変更
この1時間でどんな国語の力をつけるのか、子ども自身が自覚できるようなめあてを立てていました。
2 板書の工夫
子どもが読み取ったことや考えたことを、黒板上に表にして整理し、視覚的に子どもが理解できるように工夫していました。
3 文章構成の理解
説明文が、「中心となる段落」と「説明する段落」で構成されており、それが交互に繰り返されていることを、色カードで示し、文章構成を理解させていました。
文章で伝えるのがなかなか難しいのですが、わずか数日で、大きな大きな改善がありました。「子どもたちによりよい授業をしたい」という先生方の熱い思いが伝わってきて、とても嬉しい気持ちになりました。
教師の言葉がなくても・・・
学びの秋。子どもだけでなく、先生方も連日研究授業を行い、よりよい授業づくりについて学びを深めています。
昨日は、1年3組で国語科「スイミー」の授業。そこには、子ども自らが学びを進めていく姿がありました。
「作者の名前が言えます!」
「付け加えの意見があります!」
「あと1分ください!」
「作者の名前は何ですか?」「付け加えはありませんか?」「時間は足りますか?」という教師の言葉なしに、これらの言葉が1年生から出てきているので驚きです。このような姿になるためには、これまでの教師の指導やかかわりがあるからです。このように、教師の指示待ちや受け身の姿勢ではなく、子ども自ら学んでいく姿を目指していきたいと思います。
目的を明確に
先週11日(金)に、3年生で国語科の研究授業が行われました。今回、素晴らしかったのは、学習の目的が明確だった点です。「佐々小学校をよりよくするために、オリジナルの絵文字を作る」という目的のために、「くらしと絵文字」という教材文を読んで学習していくという流れでした。
国語科では、「目的を明確にして読むこと」が大切だと言われています。なぜなら、算数や理科などは学習内容自体がはっきりしていますが、国語科は、何をどう学習してよいか難しい部分があるからです。
今回は、「中心となる段落」と「それを説明する段落」を見分ける授業で、子どもが前のめりになって取り組んでいる姿がとても印象的でした。国語科の読む力は、様々な学習の基盤となる力です。これからも、子どもたちに確かな読む力をつけていきたいと思います。
「わくわくのびのび佐々っ子集会」
今日は、土曜授業で、「わくわくのびのび佐々っ子集会」を行いました。地域の方との体験活動をとおして、地域の方と交流を深めるとともに、地域への誇りや地域を愛する心情を育てることが目的です。なんと11団体63名の方が、講師として参加してくださいました。
1年生・・・フラダンス、工作(おきあがりこぶし)、合唱・リトミック
2年生・・・昔遊び(屋内と屋外)
3年生・・・太極拳、工作(もぐもぐぱっくん)
4年生・・・パラスポーツ(ボッチャ)、絵手紙
5年生・・・ニュースポーツ、工作(変わり絵)
6年生・・・プログラミング体験、電子工学(TVの解体と組立)
どの活動も、講師の方が熱心に教えてくださったので、とても楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。「もっとしたかったな~!」「あの道具がほしいです!」と笑顔で話す子どもたち。
講師の方からも、「子どもたちから元気をもらいました。」「佐々小の子どもたちはとても素直でいいですね。」というありがたいお言葉をいただきました。
「みんなを笑顔に!」というR4の佐々小スローガンが実現された、とても素敵な一日となりました。講師の皆様、今年度初めての取組にもかかわらず、快く引き受けていただき、本当にありがとうございました。
青少年劇場
今日は、4年生と5年生が、長崎県青少年劇場「世界に誇れる日本の音色 ~ワヨウセイヨウ!~」を鑑賞しました。箏と尺八で「春の海」を演奏したり、アメージンググレースを演奏したり、普段見ることのない様々な楽器で楽しい時間を過ごすことができました。
「楽しかった~!」「行ってよかった!」という子どもの声があちらこちらから聞こえてきました。このような機会を作ってくださった県や町の教育委員会の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
快挙!善行児童表彰(6年生)
先日10月29日(土)の長崎県教育会振興大会において、本校の6年生児童が「善行児童」として表彰されました。これは、長崎県内の学校において、善い行いをしている個人や団体が表彰されるもので、毎年数校しか選ばれない大変名誉なことです。今回は、6年生が毎朝行っている挨拶運動やボランティア活動のがんばりが認められ、特に、佐々中学校や清峰高校の生徒、通行するドライバーへ挨拶をすることで、地域全体を元気にしていることが評価されたものです。今年の6年生だけでなく、これまでの6年生が佐々小の伝統をつないできてくれたおかげであり、とても誇らしく思います。
本日、6年生全員を対象に体育館で表彰式を行い、下級生はその映像を視聴しました。6年生は佐々小のリーダーとしての自覚をますます高めるとともに、下級生は、自分たちも挨拶をがんばろうという気持ちになりました。
6年生は、暑い日も寒い日も、どんなに疲れて眠たくても毎朝がんばっています。6年生のおかげで、毎朝元気をもらっています。6年生に負けないように、私たち大人も気持ちのよいあいさつを交わしていきたいと思います。
教育委員会による学校訪問
今日は、佐々町教育委員会の皆様が学校訪問に来校されました。子どもたちの授業の様子を見ていただいたり、学校経営方針や学力向上の取組について説明させていただいたりしました。
「子どもたち、落ち着いて学習できていましたね。先生方の熱意ある授業もすばらしかったです。」
「読書量の多さにびっくりしました。」
「地域と連携した学習活動が盛んで、とてもいいことだと思いました。」
など、たくさんのお褒めの言葉をいただき、大変ありがたかったです。いただいたお言葉を励みに、これからも地域に愛される学校・子どもを目指していきたいと思います。
1年生 スイミーの授業
1年2組で、国語科「スイミー」の研究授業が行われました。
入学して8か月経ちますが、子どもたちの成長にびっくりです。入学当初は、ひらがなを読むことから始まり、次にひらがなを五十音表を見ながら一画一画書いていた子どもたちが、今日の授業では、自分の考えをスラスラと書く姿がありました。しかも、枠をはみ出すぐらい、ぎっしりと自分の考えを書いています。また、本校が大切にしている「言葉を根拠に」という姿が、クラス全員が意識できていました。
Aさん「スイミーは、『ぼくが仲間を守る』っていう気持ちだったと思います。」
Bさん「どうして、そう考えたの?」
Aさん(文章を曖昧に指さしながら)「ここらへん」
Bさん「ここらへんって、どこ?」
Aさん(文章中のセリフを指さしながら)「『みんなで泳ぐんだ』とみんなに言ったところ」
Bさん「あ~、なるほど、わかった。」
伝え合いの中で、根拠を問うたり、分かるまでたずねたりする姿があり、本当に1年生なのだろうかと思うぐらい、立派でした。
このような姿は、一朝一夕には、なしえません。一日一日の積み重ねが、子どもたちの力となって表れるのだなあと、改めて日々の授業の大切さを実感しました。
冷え込んだ朝に響き渡る歌声
週のはじまりは、冷え込んだ朝となりました。朝の時間、美しい歌声が聞こえてくるなあと思い、声の方につられて歩いていくと、3年生が朝の会で歌を歌っていました。
1組は、「ありがとうの花」
♪ありがとうっていったら みんながわらってる そのかおがうれしくて・・・・・
2組は、「もみじ」
♪松をいろどる カエデやツタは 山のふもとの すそもよう・・・・・
どちらも素敵な歌詞ですね。この2曲は、12日(土)の佐々っ子集会で、講師の方へのお礼として全校児童で歌う予定です。
朝の澄み切った空気の中、美しい歌声が校内に響き渡り、気持ちのよい一週間のスタートが切れました。(声をお届けできないのが、残念です)